
「枯れない魔法」プリザーブドフラワーとは?
こんにちは、Soeruの鬼澤です💐
当店はプリザーブドフラワーを使用して手のひらサイズのインテリア花束や、スマートフォンに入れて楽しめるおまもり花束を制作・販売しております。
プリザーブドフラワーの花束屋を始めて衝撃だったことは、『プリザーブドフラワーが全然認知されていない!』ということです!
僕自身も「ずっと枯れないお花」くらいの認識しかなかったところから、プリザーブドフラワーの魅力に取り憑かれていったので、
ぜひお花好きな皆様とも共有できたら、と思います☺️

プリザーブドフラワーとは、生花のときに色素を抜き、保存加工(プリザーブド加工)を施した花のことです。
【preserved 保存されたという意味】
水やりの必要が無く、枯れずに、長くお花の艶々とした肌触りや鮮やかな美しさを楽しむことができます。
当店は花束ですが、ボックス型やリース型のアレンジメントもたくさんあり、インテリアや鑑賞用として親しまれています。
同じく長期保存ができるドライフラワーと似ていると勘違いする人が多いですが、プリザーブドフラワーはより生花に近い質感になるのが魅力です。
また、プリザーブドフラワーは染色料を使って色をつけるため、ブルーやオレンジなど実際にはないカラーバリエーションも楽しめます🌹

プリザーブドフラワーの保存期間は本来5年以上ですが、湿気の多い日本では2.3年程度が目安です。直射日光や湿気を避けることで、2年以上美しい状態を保ます。
できるだけ長くプリザーブドフラワーを楽しむためには、快適な環境が必要です。プリザーブドフラワーにとって快適な環境を保つために、次の2つのことを心掛けるといいかもしれません。
【1】高温多湿の場所を避ける
目安としては温度が18~25度、湿度は30~50%の環境で保存してください。夏場の日中は暑くなり、プリザーブドフラワーが変色したりひび割れをしてしまうこともあるので、クーラーの行きとどいた場所で保管することをおすすめします。
プリザーブドフラワーのために何かをする必要は特にはございません。温度も湿度も、人が心地よく暮らせていれば問題ありませんので、お部屋のインテリアとして飾ってあげてください☺️
【2】直射日光や強い光を避ける
スマートフォンに挟んでいると、日光を防ぎきれないこともあるかもしれませんが、強い光は色あせの原因になるのでできるだけ避けてください。インテリアの場合も直射日光が当たる場所は避けるのが無難です。

プリザーブドフラワーがおすすめのシーン
結婚祝い・出産祝い
誕生日・記念日
退職祝い・卒業祝い
長寿祝い(還暦・古稀・米寿など)
お供え・お悔やみ・お見舞い
長く花の美しさを楽しめるプリザーブドフラワーは、お祝いごとや記念日のプレゼントにおすすめです。
プリザーブドフラワーは香りや花粉が発生しないため、入院している人のお見舞い品にもぴったりです。

プリザーブドフラワーは「夢」だと言われています。
枯れてゆく植物の美しさを惜しみ、「この美しさを長く楽しみたい!」と願って作られたのがドライフラワーです。
ドライフラワーは何千年にもわたって親しまれてきました。しかし、花の硬さや変色といった問題は残されたままでした。
そこで、自然な風合いを残したまま、さらに生花に近い状態で長期保存できるものは作れないものかとプリザーブドフラワー技術の研究が始まりました。
1980年頃からヨーロッパのいくつかの機関で研究が始まったと言われています。
乾燥させ水分を抜くドライフラワーとはまったく違う方法で花の姿をそのまま残し、さらに長期保存が可能、そして花をさまざまな色に染色できる技術がスタートしたのです。
『思い出の詰まった花束が枯れないでほしい』
そんな夢が叶った奇跡のお花がプリザーブドフラワーなんです。